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三条市下田中学校の学生が2日間の職場体験にきてくれました!
こんにちは!
ドットコム・マーケティング 広報担当のマミコです。
弊社では、今まで「広報」活動を積極的に行えていなかったのですが、これからは少しずつドットコム・マーケティングという会社の魅力や価値をお届けできる情報発信をしていきたいと思っています。
記念すべき、最初の広報記事は
『中学生が職場体験として、ドットコム・マーケティングに来てくれたよ!』レポートです。
なぜ「ドットコム・マーケティング」を職場体験場所に選んでくれたのか?
ある日、社内でどよめきが起きました。
「職業体験の場として、中学生が来たいという申し出がきた!!」
遡って考えてみると、私が子供時代にも『仕事見学』『会社訪問』の授業はありました。
ですがそれは、学校から「今度こちらの会社に見学に行くことになりました~」という、決定事項を伝えられて訪問するスタイル。
しかも、クラス全員で訪れて、何かを体験するというよりは『見学』するだけだったのですが、今どきは…
自分で「ここで体験したい・学びたい」と思う企業を探す
というスタイルなのだそう。
そうなんだ~。
自分で「調べて・探す」ことから、もう授業のひとつなんだ~。
と驚くと同時に、学校がある三条市ではなく、新潟市に位置する弊社を選んでくれたことにもビックリしました。
これまで「職場体験」の受け入れをしたことがなかったこともあり、初めての申し出にワクワクと緊張に包まれながら、その日が来るまでにいろいろと準備を進めました。
* * *
職場体験に来てもらうことが決まると、「自己紹介カード」と「事前質問用紙」が届きました。
●中学二年生の女の子
●パソコンを使って授業資料やスライドを作ることが好き
●情報のまとめ方、スライド作りのコツが知りたい
という情報をもとに、職場体験では「ホームページ制作」を体験してもらえたらいいよね!とスケジュールを組み立てました。
・ホームページを作るための情報整理
・見やすく情報を掲載するヒント
・実際に作る
・プレゼン(発表)する
せっかくの職場体験。
ホームページ制作をしている弊社で、「ホームページを作るって楽しい!」「編集や情報設計って面白い!」と思ってもらえて、未来の仕事を選ぶ際に役立ててもらえたり、制作に興味を持ってもらえたら最高ですもんね!!
* * *

2日間に渡る職場体験の最初は、会社ことについての説明や、頂いた質問票にお答えする時間。
「質問」については、個人的にとても刺激をもらったので後ほどご紹介させていただきますが、作業前の「インタビューTIME」で、私たちからも逆質問!
『なぜ、ドットコム・マーケティングを職場体験の場に選んでくれたの?』
すると見せてくれたのが、にいがた GOOD JOB magazine という1冊の本。
この冊子は、進路選択を控えた新潟県内の中学2年生向けに配布されたキャリア教育副読本。
様々なジャンルの県内企業が60社紹介されている中に、ドットコム・マーケティングも掲載されています。
この冊子から職場体験先を探す授業があり、そこで弊社を見つけてくれたそう。
ちなみに、にいがた GOOD JOB magazine の制作は、グループ会社であるニューズラインが制作した冊子なんです。
グループ企業が手掛けた冊子がきかっけで、職場体験を希望してもらうことになるなんて、本当に不思議なご縁にニッコリです。
話を戻して、今どきは「キャリア教育」というものがあるんですね~。
そして、ITソリューション企業として掲載いただいた弊社について
「学校で作るスライド作りやまとめが好き」
「本の紹介POPを作るときにもっと興味を持たせるコツが知りたい」
「WEB制作・介護事業・就職支援(人材)を行っている点が気になった」
という理由で、体験希望を出してくれたそうです。
色んな業種・たくさんの企業が掲載されている中から、「ここで学んでみたい」と思ってもらえたことと、「自分が好きなことを磨きたい」「より関心を持たせるモノづくりがしたい」というしっかりした希望を持って体験先に選んでもらえたんだと知って、すごくジーンと感激しました。
実際にどんなことをしてもらったのか
■1日目

まずは「座学」。
事前に用意してもらっていた質問への回答に加え、ご質問内容にもあった「よりよいスライド作り」のために必要なことや、「興味・関心を持たせるPOP作りに役立つ考え方」などを伝える時間。
話を聞きながら、ノートにメモを取っている真剣な姿に、私も『大事なことはしっかりメモする』というビジネスの基本のキを怠っていたなぁ…と言うことを気づかせてもらいました。

実際の制作のフローを説明。
1.どんな内容(文字や写真)が必要になるかを、まずはワイヤーとして準備する
2.それを元に、デザインのラフを作る
3.実際に要素を集めてデザインする
4.ホームページやスライドといったものを「作る」
かっこいい成果物や、目に留まりやすいデザインを作ることに意識が行きがちですが、カタチになっている資料やホームページを作る前に大事なのは『企画』を考えること。
「関心を持たせるための情報って何がいるだろう?」
「この資料やホームページで伝えたいものは何だろう?」
と考え、企画を決めた後で必要な情報収集することの重要さを”熱く”お届けしました。

午後からは実際に「ホームページを作る」作業のための『下準備』の時間。
何を伝えるホームページにするのかの「企画」と、そのために必要なページは何かを洗い出し、ゴールまでの導線を考えます。
ホームページの骨格・掲載するコンテンツが決まったら、それぞれのページに必要な「テキスト」を準備する作業へ。

今回作成するホームページは『職場体験レポート』。
後日、学校に提出する必要がある項目を洗い出し、それをホームページにして組み立てることに決定し、導入からまとめまでをどんな流れにするべきかを一緒に考えました。
「まとめるのが好き」だという言葉のとおり、眠くなりがちな午後の時間でも集中力を発揮して原稿整理をしている姿が、とても印象的でした。

1日目の最後は、「ドットコム・マーケティングの一員」としての名刺贈呈式。
2日間という短い時間ではありますが、私たちが使っているものと同じ名刺をご用意させていただいたので、職場体験の記念にお渡しさせていただきました。
■2日目

いよいよ実際のホームページ制作!
ゼロから構築…という時間はないため、ノーコードツールを使っての制作をしていただきました。
まずはどのテンプレートが、今回のテーマに沿った内容を掲載するのに合いそうなのかを選定。
自分の「好き」にこだわるばかりではなく、テーマや伝えたいことが伝わりやすいテンプレートを選ぶのも仕事では大事なこと。

テンプレートを決めた後は、それぞれのページに必要な情報を配置していく制作作業。
ただ情報を載せるのではなく、見出しを付ける必要性やメリハリをつけた文字の配置、テンプレートをベースにしつつも「より分かりやすく見せる」ための工夫などを伝授。
すごい集中力でページ制作に取り組む姿からは、「編集やスライド作りが好き」というのが本当に伝わってきました。
今回の職場体験が、この先の「スライドやPOP作り」をより楽しく・よりよいもの作りに役立ってくれたら、こんなに嬉しいことはありません!
原稿を配置した後は、ページを印象付ける写真やイラストの素材選び。
実際の仕事でも使用している「フリー素材集」から、各ページをよりよく見せる素材をピックアップして配置した後は、要素の色やサイズの調整をして仕上げへ。

職場体験の最後は「作成したホームページのプレゼン」です。
駆け足ながらもホームページを作り上げ、その内容を発表する上での段取りをつめていざ本番!

大人を前にして、しっかり背を伸ばして発表する姿はとてもカッコよかったです!!
時間の関係で、全部をご本人から紹介してもらうことはできませんでしたが、職場体験を通じて「楽しかったこと」「大変だったこと」「この経験を未来に活かすために」という部分を発表してもらった際には、胸がジーンとしました。

▲実際に制作したHPの表紙

▲実際に制作したHPのまとめ部分
「ホームページ制作」「パソコンでの情報整理」「発信の仕方」に興味・関心を持って職場体験に来ていただいたのですが、発表の中で
新潟県で高齢者が増え、介護士が減少している現状から問題の深刻さを知ったこと。 この状態をよりよくするためにできることは何かを考えてみたい。
と言っていただき、弊社で行っている「介護事業」「人材事業」について、何かちょっとだけでも意識が変わるきっかけになってもらえたことが、とても嬉しかったです。
【番外編】ランチのうふふ♡
今回、職場体験の2日間は、親睦を深める「ランチタイム」を用意させていただきました。
弊社にアルバイトで来てくれている男子学生さんが作った、職場付近のランチスポット紹介ホームページを見て、何が食べたいのかを一緒に決めました。

1日目は「オシャなハンバーガー」をパクリ。
初日ということもあり緊張していたと思うのですが、仕事モードとは少し違う「ランチタイムのおしゃべり」を通して、最近の若者情報をたくさん教えてもらっちゃいました。
桃太郎の「鬼側視点」の漫画が面白いこと、そしてそれがこれからオンタイムでアニメとして見れることなど、自分だけではきっと知り得なかった話を教えてくれて、ありがとう♡

2日目のランチは、タイ料理!
美味しいものを食べながら、学校のお友達の話や住んでいる地域の話など、社内にいる時とは違ってフレンドリーに話をさせてもらった中で
【足の生えたツルが作れる】
という、興味深過ぎるワードが飛び出しました!!
折り紙のツルは分かるけれど、足が生えているってどーゆうこと?!
仕事の時にはこんな話にはならないので、面白い一面や明るい笑顔を見れるのは、ちょっと肩の力を抜いておしゃべりできるランチタイムの魔法かな??
そしてこの後、盛り上がった我々は…
【番外編】足の生えたツルの折り方教室開催

ランチを終えた後、どうしても気になった「足の生えたツル」が見たくて、折り方を伝授してもらいました~。
折り紙なんて何年振りだろう?
みんなでワークショップのように教えてもらいながら、それぞれちょっとずつ「味のある」「違いが出てしまう」足の生えたツルを作りました。
出来上がりは、想像以上にユニークなもので、みんなで大爆笑。

じゃじゃーん。
確かにツル。
そして足が生えてるけど
めっちゃガニ股じゃないですかーーー。
思ってたのは「スラッとしたしなやかな足」だったので、あまりのギャップにみんな大はしゃぎでした。
教えてもらって、一緒に作って、笑いあって、一気に距離が近くなったところでお別れの時間が来てしまい、とっても寂しくなっちゃいました。
また職場の近くに来ることがあれば、ぜひ遊びに来てくださいね!
そして、きっと折り方が曖昧になっているであろう「足の生えたツル」の折り方を、再度教えてください!!
素直な質問から考えさせられたこと
職場体験としてドットコム・マーケティングに来たいと言ってもらった後で、体験日に聞きたいことを事前に「質問シート」として提出いただいていました。
●ウェブサイトを作る上で必要なことは何か
●コンサルティングに必要なスキル
●介護転職サポートとは何か
といった、弊社が展開している事業に関するご質問の他に、なんて答えたらいいかを考えさせられる質問がありました。
Q. 仕事をしていて、1番自分の力になったと思うことは何か?
みなさんはこの質問を受けたら、どんな答えをされるでしょうか??
働いている会社の「事業内容」「成果」「職場環境」などについては、スラスラと語れるものですが、自分自身への問いかけとなる質問を前に、自分の内側に問いかけることをさせてもらいました。
きっとみんなそれぞれに、答えは違うもののはずです。
そのどれが優れている、劣っているというものはなく、個々に違う「自分の力」を磨いてきているんですよね。
働くというのは、「お給料を得て生活を営むことだ」となりがちですが、それだけではなく仕事を通じて自分自身が磨かれて、何かしらの力を身に着けているはずです。
そして仕事というのは、何らかの形で「誰かを助ける」ことをしているものです。
だからきっと、仕事の先には『喜ばせる』があって、私たちは仕事をしながら「誰かを喜ばせる力を育てている」のかもしれませんね。
【人生はよろこばせごっこ】という、アンパンマンの作者「やなせたかしさん」の言葉があります。
仕事を通じて、自分の力が誰かを喜ばせ、誰かの仕事に助けられて喜ぶ。
そんな暖かい仕事の循環を、ついつい忘れてしまうけれど、私たちはみんなそれぞれに、社会のため・誰かのために仕事をしていることを、今日は胸を張って誇っちゃいましょ!
そして、もう一つはこの先も自分としても、会社としても、折に触れて立ち止まり思い出していきたい質問をもらいました。
Q. これから新潟を発展させるために、どんな活動を行っていきたいですか?
さぁ、私たちができるサービスを通して、これからの新潟、そしてその先の日本、その先の世界の発展のためにどんな活動ができるのでしょうか。
これからの未来を創っていく中学2年生たちにつなげていける、明るい希望やワクワクするような仕事をしていけるように、私たち大人ができることを考えて行動していかないとですね。
ドットコム・マーケティングが新潟の発展のためにできること。
それを今度はご紹介することが出来ればいいな!と思っています。
最後になりましたが、職場体験の受け入れという機会をもらえたことと、普段の仕事では味わえないような刺激をたくさんもらえたこと、本当にありがとうございました!
この先も「ドットコム・マーケティングへ職場体験に行きたい」と言ってもらえるような、魅力ある会社になれるように頑張りたいと思います。